ダミアン・グロロー: トリローグ

ダミアン・グロロー: トリローグ

Damien Groleau: compositions, piano
Sylvain Dubrez
 : contrebasse
Nicolas Grupp
: batterie
Guest
: Kayou Roots, saxophone

ダミアン・グロローは、フランスのピアニスト、フルート奏者、そして作曲家です。幼少の頃
より鍵盤楽器と即興に親しみ、その後、ピアノの即興、クラシックピアノ、フルートを正式に
学びました。16 歳の時に、ジュネス・ミュージカル・ドゥ・フランス全国⼤会で優勝、そして
彼の最初のトリオ « Sunjazz »ではストラスブールのジュヌ・タロン コンクールで優勝。この頃
よりフランスやスイスでジャズやキューバ⾳楽の様々なグループで演奏しながらステージ上で
の経験を積み重ねていきました。⾳楽家として更なる⾼みを⽬指すため、即興と作曲をパリの
ディディエ・ロックウッド学校で学び、またモンベリアールのコンセルヴァトワールでピアニ
ストのフランソワ・クチュリエール⽒の元で指導を受けました。フルート奏者としても、パリ
のキューバ⼈フルート奏者オルランド・マルカ・ヴァッレ⽒とリオデジャネイロのアントニ
オ・ロチャ⽒の指導のおかげで⾮常に充実した指導を受けることができました。
2004 年以来、ダミアン・グロローはプロのステージミュージシャン及びスタジオミュージシャ
ンとして活動しており、実りの多い出会いやコラボレーションを通じて、⾮常に個性的な芸術
的プロジェクトの⾜跡を刻み続けています。彼は作曲家としての6 枚のアルバムの、そしてセ
ッション・ミュージシャンとしては15 枚のアルバムのリリースに参加しました。
また、アメリカを始めブラジルやマグレブ諸国等、様々な国でコラボレーションを⾏ってお
り、2018 年にはビクトル・ユーゴ交響楽団の⼀員としてレ・ミゼラブルのアジアツアーにも参
加しました。

ダミアン・グロローは、主にビル・エヴァンス、チック・コリアやエロル・ガーナーらのピア
ノスタイルに影響を受けています。⼀般的なアメリカンジャズだけでなくヨーロッパのロマン
チック⾳楽やラテン⾳楽からも影響を受けています。この若く才能のある⾳楽家は、⾃ら吸収
する様々な伝統⾳楽から彼を通して⽣まれてくる、個性的かつ個⼈的な声を⼊念に作り上げて
いくために、常に様々なジャンルからの影響の間を突き進んでいます。
このニューアルバム « トリローグ »のトリオは本当に、阿吽の呼吸を持つ⼀つの融合体の様で
す。
評論家ジャック・ルロニョン⽒は“Polar, Jazz & Blues”に於いて、以下のように評論していま
す。
「このアルバムはそのタイトルであるトリローグという名にふさわしい内容です。ベーシスト
のシルヴァン・デュブレとドラマーのニコラ・グルップは、ダミアン・グロローのメロディー
とリズムのセンスを⼗分に発揮させるために、彼らのリーダーであるダミアン・グロローを完
璧にサポートしています。とりわけ私が評価する曲は、このアルバムのタイトルの起源となる
曲“トリローグ”、その魅⼒的なスイング、繊細に漂うブルース感。そして“オーバーロード”、
美しい即興、ピアノの鍵盤を触る繊細さ。その繊細さは、⽣まれ故郷へのオマージュ、20 世紀
初頭のスタイルを彷彿とさせるハーモニーと隠し味のシンバルが粋なテーマ曲“ブザンソン”で
も同様に感じられます。
このトリオはこのアルバムの2 つのトラックにおいて、“Kayou Roots”のソプラノサックス奏者
とコラボレーションしています。“私の島”と“新しい⼤陸”です。この2 つのヴォワイヤージュ
ミュージック、この2 つのジャジーな息抜きは、このグループの将来の成功を想像させるに⼗
分に値するものです。 ダミアン・グロローは、2015 年の彼の最初のトリオアルバム“ジャン
プ”で表した才能の⽚鱗を、この新しいアルバムによって確信に変えたと⾔っても過⾔ではない
でしょう」(2019 年2 ⽉)
このアルバム“トリローグ”は2019 年5 ⽉24 ⽇にパリのレーベル、ロリゾン・ビオレ、により
リリースされました。

 

Photo de couverture :  Jérôme Dubois
Portrait du trio : Marielle Huneau